ドライブレコーダー「パイオニア ND-DVR40」をDIYで取り付けてから1ヵ月以上が経過しました。
幸いなことに「記録映像が必要な場面」には遭遇していませんから、今のところ淡々と(?)記録~上書きが繰り返されていることになります。
こればっかりは「必要な場面」を望むわけにもいきませんので、このまま「必要なく」過ごしていければ何よりです。
中身はこんな感じ
巨大隕石や未確認飛行物体は映っていません…今のところ
正直なところ、昨今のニュース映像などの影響も受けつつ、色々な意味での「万が一」の場面に備えるつもりで購入、取り付けしたドライブレコーダー「パイオニア ND-DVR40」。
あらためて、
自動車保険と同じような考え方で購入検討の記事はこちら
ドライブレコーダーの品薄状態と購入経緯の記事はこちら
購入したドライブレコーダー「パイオニア ND-DVR40」の取り付け記録はこちら
そして、使用開始後のインプレッションはこちら
いずれの記事も、あくまでも「シロウト目線」の記事ですので、ある意味どなたにでも参考になるのではないかと思っています。
特に、実際に自分で取り付けた際の記事なんかを見ていただくと、カー用品店で工賃を払ってまで取り付けをしてもらうのもアホらしく思えるかもしれません。
ちょ~っと前置きが長くなっちゃいましたが、取り付けから1ヵ月以上が経過、これまで幸いなことに「万が一」の場面は訪れず、さらには「巨大隕石の落下か?」とか「謎の飛行物体が…!」みたいな場面にも遭遇していません。
想定外だったドラレコ効果は最大の効果でした!
使用開始後のインプレッションの記事でも紹介したとおり、「自己主張感」をほとんど感じさせないこの「パイオニア ND-DVR40」。
自分の通常のドライビングポジションですと、ほとんどルームミラーに隠れた状態ですので邪魔にはならない、ですので逆に、存在自体も気に留まらなくもなります。
ところが、取り付けてからというものの、自分の運転中の気持ちに変化があったんです。(←約1,000文字経過してようやく本題!)
それは…「よりいっそう、安全運転をしよう!」という気持ちが高まったんです。
これ、自分にとっては全くの想定外だった、「ドライブレコーダーの取り付けによる最大の効果」と言えます。
ドラレコ取り付けによって高まった「安全運転への意識」
念のため言っておきますが、「これまでは安全運転ではなかった」というわけじゃありませんよ。
自分で言うのもなんですが、もともと「安全運転」の部類だったと思っています。
ここで言いたいのは、ドライブレコーダーの取り付けによって「安全運転への意識がより一層強まった」ということなんです。
いくつか理由は思いつきます。
無意識のうちに「自分の運転がモニタリングされている」というような感覚
「モニタリング」…というテレビ番組もありますよね。
まああれは、どっきりを仕掛けてそれを隠しカメラで撮影して…というわけですから今回のお話しとはちょっと違いますが、ようは隠しカメラじゃなくても「自分の行動が撮影されている…」と思うと自然とシャキッとしますよね。
なんとなくそんな感覚です。
でもこれ、イヤな人はイヤでしょうね。
もちろん自分も、こっちにカメラが向いて撮影されていたらイヤですけど、当然カメラの向きは前方。
だから不快なわけじゃないんですが、「自分の行動(この場合は運転)がモニタリングされている…」というわけで不思議と背筋が伸びるような感覚なんです。
「万が一」の事態の時に有利かもしれないが不利になることもあるかも…
「万が一」の時、ようは「事故を起こした」、「事故に巻き込まれた」、なんて場合。
そんな事態は起きないに越したことがありませんが、自動車保険と似たような意味で「万が一」のことを考えて取り付けることにしたドライブレコーダー。
実際の事故の際に必ず問題になるのが「過失割合」。
「どちらがどれくらい悪いのか」という部分ではたびたび揉めることになります。
そんな時に「参考資料」となり得るドライブレコーダーの記録映像。
今回はあえて「証拠資料」とは言いません。
データの改ざんなどもできるようで、その証拠能力も疑われる可能性、なんていう記事も見ましたのでここでは「参考資料」という言い方にしておきます。
で、その「万が一」の時、というか直前のドライブレコーダーの記録映像を見てみたら、例えば自分が、
- 一時停止すべきところで停止していなかった
- 蛇行運転をしていた
- 必要以上の急加速をしていた
なんていう映像が残っていたらマズいですよね。
念のため調べてみますと、事故の処理で裁判まで発展した場合、相手側からドライブレコーダーの記録映像の提出を求められても拒否することも可能なようで、自分に不利な証拠は提出する義務はないようです。
とはいえ、上記のような自分の運転記録が残っていたらイヤですよね。
プロのドライバーも認める効果も標準化や義務化は課題…ドライブレコーダー
実際に、全日本トラック協会が発表した調査報告書によると、ドライブレコーダーを導入した事業所の中で、「ドライバーの安全運転の意識が高まった」という回答が72.2%を占めていたそうです。
下のグラフが「ドライブレコーダーの導入効果」に関するアンケート結果です(出典 全日本トラック協会)。
画像が小さくて文字が見えずらいかもしれませんが、グラフの一番上が「運転者の安全意識が高まった(危険運転減少)」で、72.2%です。
正直言いまして、実際にドライブレコーダーを取り付けたあとの自分の意識のちょっとした変化、また調査結果でも同じような「意識の部分」での効果が目に見えていることは、まさに「想定外」でした。
昨今の自動車業界のトレンドは「自動運転」や「代替エネルギー」の部分で占められているように見えますが、それらと比べれば本当にちっちゃなこと…かもしれない、この「ドライブレコーダー」。
…ですが、標準化や義務化…でもいいんじゃないかとも思っちゃいます。
もちろん、街中に防犯カメラを付けるだけでも賛否の議論が交わされるわけですから、「総監視化」の問題があることもわかります。
でも、少なくとも、縁あってこの記事に訪れていただけた方々には、おすすめします…ドライブレコーダー。
「ドライブレコーダーND-DVR40の取り付けから1ヵ月…想定外だった最大の効果とは」を最後までお読みいただき、ありがとうございました。では。