模範ドライバーとは?ゴールド免許更新の優良講習でのひと言に疑問

運転免許証の更新に行ってきました。

何回目の更新になるか忘れましたが(計算すれば簡単にわかることですけど)、5年ぶりの自分の「行事」でありながら、何となく「やり慣れた感」も持ちながらスムースに手続きを終えました。

何回やってもあの、座ってすぐに撮影されてしまう写真、また5年間こんな顔写真と付き合うのかと思うと情けなくもなりましたけど。

運転免許証の更新、忘れてはいませんか?

ところで、いきなりわき道からスタートしてしまいますが、実は私、他人の運転免許証の期限切れを2回ほど発見してしまったことがあります。

これだけ聞いても何を言っているのか、ほとんどわからないだろうとは思います。

このブログの別記事でも何度もお話ししているように、不動産、主にファミリー向けのマンションの販売営業を10数年やってきました。

マンション販売と言えば、ほぼ必ず付いてくるのが「住宅ローン」。

当然、売買契約に至る過程で住宅ローンの審査、申し込みが必要ですから、その際には数多くのお客様の個人情報に関する書類、証明書などをコピーを取ったりそして金融機関に送付したり、という場面があります。

もちろん「個人情報の取り扱い」については神経も使いつつ、内容をチェックしなければなりません。

ありがちなのは、必要なのは「昨年の源泉徴収票」だと言っておいても、受け取って表題をみるとその前の年のモノであったり、ですかね。

そして2回ほど発見したのが、コピーを取らせてもらうために受け取った運転免許証、ほぼ中央に表記されている有効期限の部分が「過去の日付」になっているモノ…。

「期限切れ」ですから「証明書」としての効力は無いですし、本人に悪意はないんですが、そのことを告げると慌てるとともに軽く感謝もされました。

よく見つけてくれたって。

いずれも大幅に過ぎているモノではなく、「うっかり」のレベルでしたから良かったんですけど。

確かに運転免許証、普段は財布の中のカードホルダーの部分に差しっぱなしだったり、車の運転をする機会がない方は家に置きっぱなしだったり、そもそも普段、あまり見ないですよね。

更新時期が近づくと各都道府県の公安委員会からハガキが届くはずで、自分もそれを受け取って気付くくらい。

数々のダイレクトメール内に紛れたそのハガキを見逃してしまうとスルーしちゃう可能性もあります。

更新の際に受講した「優良講習」での気になるひとこと…

ようやくここからが本題です。

自分の運転免許証の更新手続きの時のお話しです。

それほど珍しいことではないと思いますので、誇らしく言うつもりはないですが、一応「ゴールド免許」、今回までの5年間も無事故・無違反でしたから約30分の「優良講習」を受講して無事完了でした。

その「優良講習」なんですが、わずか30分ですから、内容としては最近の交通事故の傾向だったり道路交通法の改正についての説明だったりで、あっという間の30分です。

この辺はもう、ラクに済みますから言うことないんですが、ひとつ、どうしても気になることがありました。

講習の冒頭、講師の方がこう言ったんです。

「ここにいる皆さんは、模範となるドライバーですから・・・」

これ、引っかかりません?

ゴールド免許だから「模範となるドライバー」? いえいえそんなわけは…

自分は引っかかりました。

ゴールド免許の所有者=模範となるドライバー…か?

そもそも、ゴールド免許の所有者がみんな、ドライバー…?

何を言いたいか、お分かりだと思います。

以前に、新築分譲マンションの駐車場の付置率についての記事の際にも話題にしたように、「車離れ」が進んでいる昨今。

その時の記事

こんな記事もありました

特に交通網が発達している都心部ほどその傾向は顕著です。

極端に言えば18歳になってすぐに普通自動車の運転免許証は取得したものの、一度も車の運転をしたことがない、なんて方も結構いるんではないでしょうか。

自家用車を持っているかどうか、だけを言っているのではなく、借りた車での運転もしたことがない。

それこそ車のハンドルを握った経験は、自動車教習所の教習車だけ、とか。

誤解がないように言っておくと、別にそのような生活スタイルを否定しているわけじゃありません。

でも、「ドライバー」ではないでよね。

間違っても、「模範となるドライバー」じゃないですよね。

そもそもドライバーじゃないけど…ペーパードライバー

「ペーパードライバー」という呼び方はありますから、確かにドライバーはドライバーですか。

車の運転をしなければ確かに切符を切られることもありませんし、自動車事故を起こすこともないですよね。

今では自動車保険にも「ゴールド免許割引」と呼ばれる料金がある時代。

…まあ確かに、車を持たなければ自動車保険は関係ないかもしれませんが、いざ車を購入した際には当然自動車保険も必要、その時には「ゴールド免許割引」が適用されます。

日常的に車の運転をするようになってゴールド免許、優良講習で呼ばれた「模範となるドライバー」であることを維持できるか、ということになってきます。

「ゴールド免許を維持したい…」そう思うだけでも絶大な効果

そんな、運転免許証の更新手続きの際の優良講習で講師の方の一言がちょっとひっかかってしまった自分は、日常、普通に車を運転する、ふつうのドライバーです。

若い頃、営業活動で車を使っていた頃は年間4万~5万キロ、走っていたこともあります。

まあ、今は年間1万キロにも満たないくらいのごく一般的なドライバーですけど。

もちろん、「安全運転」の意識は強く持っているつもりですが、どうせならば「ゴールド免許」は維持していきたいと思っています。

なんといっても自動車保険料のこともありますし、免許証の更新の時は楽ですし、まあ、なんとなくですけどね。

そういう意味では1994年の道路交通法の改正から新設された、このゴールド免許の制度、間違ってはいないとは思います。

少なくともこの、「ゴールドを維持したい」という意識を持つドライバーがいるからには。

でも、今更ながら、またこれまでも散々話題にもなってきたことでしょうけど、あえて疑問を呈するならば、全く運転をしないで結果としてのゴールド免許…。

もう少し、現実に則した制度であるべきでは…。

と思うのは自分だけではないはずです。

「模範ドライバーとは?ゴールド免許更新の優良講習でのひと言に疑問」を最後までお読みいただき、ありがとうございました。では。

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