
今回は新居での新生活を前にした準備として、見逃しがちなことをひとつ紹介します。
「新居」といいましても、決して「新築マンションの購入」に限ったことではなく、中古マンションでも、さらには賃貸でも一戸建てであっても共通のお話しです。
ようは住居の形態がどんなであれ、「引越し前にチェックしておくべきこと」の中で結構忘れられがちな事柄のひとつ、また対策方法を紹介します。
中身はこんな感じ
内覧会や検討住戸を見学するチャンス…新生活をイメージすべきだからこそ…
以前、新築マンションを購入した場合の「内覧会」というイベントについての記事がありました。
まずは内覧会で見るべきポイント
そしてこちらは内覧会で「こんなはずじゃ…」とならないために…
これらの記事は、自分が購入したお部屋にはじめて足を踏み入れることができる機会、「新築マンションの内覧会」についての記事でした。
もちろん、完成在庫の新築マンションを購入する場合には、検討段階で候補となるお部屋を見学…足を踏み入れることが可能な場合がほとんどです。
ここからのお話しは、これまで紹介してきた新築マンションに限ったことではなく、中古マンションでも賃貸でも…形態はなんであれ、新たな環境での新生活の前に「チェックを忘れないでね」という事柄をひとつご紹介です。
珍しいことではありません…お部屋の中の電波状況が悪いこと
新たな環境での生活が決まると、様々な準備に追われます。
引越し会社を選ぶにあたってのおすすめ記事はこちら
さてさて、引越し作業も終わってひと段落。
…という段階までいかなくても引越し中、でもいいんですが、ふと、自分のスマホなり携帯電話を見てみるとアンテナマークが1本も立っていない…。
さらにはお部屋の中の場所によっては「圏外」の表示が出ることも…。
まあこの話し、別に引越し作業中や引越し後にこだわる話しではないんですが、ようはこれから新生活を始めようとしているそのお部屋、「電波の入りが悪いかもしれませんよ~」ってことなんです。
明確な根拠があって言っているわけじゃないんですが、木造の一戸建てならまだしも、鉄筋コンクリートのマンション、さらに「内廊下」のスタイルのマンションの玄関側の居室、また1階部分が周辺から少し低くなっているタイプのマンションのその1階のお部屋なんかは、特に悪い場合が見受けられます。
以前からは大分改善されたものの…場所による携帯電話の電波の強弱
そもそも建物の中か外か、の以前に「そのあたり」の電波の強弱もあるでしょう。
…というか、この、地域による電波の強弱は最近はほとんど気にならなくなっているように思います。
もちろん、一般的な住宅地での話しですよ。
またこの場所場所による電波の強弱、キャリア(ドコモかauか、ソフトバンクか)によっても差はあるみたいです。
外ではこの、キャリアによる差を感じることはほとんどなくなりましたが、この、外での微妙な差が、建物の中に入ると大きな差になってしまうこともあるようです。
例えばある場所のマンションのお部屋の中では、ドコモの電話は問題なく使えるのにソフトバンクの電話は使い物にならない、一方では別の場所のマンションでは逆だったり。
…で、今回言いたかったのは、入居前のお部屋に入る機会に、自分の電話、電波の入り具合を確認しておきましょうねってことなんです。
引越し前のお部屋に入る貴重な機会にチェックすべき…「自分の携帯電話の電波状況」
新築マンションを購入したならば内覧会、同じく新築マンションでも完成済みで実際のお部屋を見学した上での購入ならばその見学の際、賃貸マンションでも契約前に見学するチャンスがありますよね。
その時、自分の電話の電波の入り具合を確認しておきましょう。
画面上に出ているアンテナの本数、じゃなくて、実際に誰かと通話してみましょう。
特に、バルコニー側と共用廊下側では電波状況は全然違うことも多いですから、お部屋の中の何ヵ所かで確かめてみるべきです。
さて、そうしてみると、お部屋の中ではほとんどアンテナが立たない、満足に通話ができない…なんてことも結構あります。
ましてや昨今では、固定電話は引かずに携帯電話だけでっていう方も増えています。
…なおさらそんな電波状態のままっていうわけにはいきません。
そんな場合、携帯電話各社では対応策も用意しています。
ドコモ・au・ソフトバンク…携帯電話主要三社の調査依頼窓口はこちら!
ドコモ、au、ソフトバンクとも、まずはコールセンターなどの問合せ窓口に調査を依頼することから始まります。
この場合3社とも、調査の依頼ができるのは各携帯電話会社の契約者のみです。
…ですので、購入や仲介をしてもらった不動産会社にクレームをつけて「なんとかさせろ!」ってわけにはいきませんのでご注意ください。
【主要携帯電話会社の連絡先】
・ドコモ
ドコモ携帯電話から 113
一般電話から 0120-800-000
・au
au携帯電話から 157
一般電話から 0077-7-111
・ソフトバンク
ソフトバンク携帯電話から *5569
一般電話から 0800-888-7777
もちろん、いずれも通話料無料で利用できます。
ただし、調査依頼は希望する日の2~3週間前までに予約をする必要があるようですので、引越した日に初めて電波の状況が悪いことに気が付いても、2~3週間、そのままの状態で過ごさなくてはならなくなってしまいます。
自分もしたくない、携帯電話各社もされたくないこと…「キャリア変更」
繰り返しますが、内覧会は「アラ探し」の場ではないはずでした。
内覧会の時、もしくは検討のための住戸見学の際に「電波の入りが悪い」と気付いていれば引越しの日程などと合わせて調査の依頼ができます。
実際に各携帯電話会社の調査員が訪問し調査、改善策を提案してくれます。
各社とも、「キャリア変更」になってしまうことは一番困ることでしょうから、おそらく「あの手この手」があるはずです。
内覧会や検討住戸の見学の機会…。
ワクワクウキウキで終わってしまうか、逆にアラ探しで終わってしまうか…。
いずれにしても、ひとつ、加えてください。
自分の携帯電話の電波の状況はどうなのか…の確認。
新居での新生活を、ストレスなくスタートするためのプロセスのひとつとして。
「新居で携帯電話の電波が入りにくい…携帯各社の改善策で引越し直後から快適に」を最後までお読みいただき、ありがとうございました。では。