新築マンションの購入で後悔したくなかったら|最も参考にすべき物件評価はこれ

一生のうちに何度もあるわけではない住まいの購入。

失敗したくない、後悔したくない…誰でも思う事は同じはずです。

物件選びにあたってはそれぞれの希望条件があるはずですが、逆にその「条件」がゆるい場合は選択肢は多くなりがちです。

あちらのマンションのここがいい、またこちらのマンションも捨てがたい…。

今回はそんな時の、選択のひとつの目安になるかもしれない事例を紹介します。

誰でも「最後の一押し」が欲しい…新築マンション選び

マンション選び…とひとことで言っても、その条件はそれぞれでしょう。

多くの方は「場所」から入り少しずつ絞り込んでいく…このパターンがまずは一般的なはずです。

もちろん「買いたい」や「住みたい」と「買える」や「生活できる」は別物ですから、必ずしも「希望」だけで事を進められるはずもなく、「条件」にもかかわってきます。

そうやって「買いたい」、「住みたい」、そして「買える」マンションが具体化してきても「本当にこのマンションで良いのか」、「このマンションで間違いないのか」…と自問自答する時期がやってきます。

そんな時、「最後に誰かに背中を押してもらいたい」なんていう気持ちにもなったりします。

ちょっと気の利いた営業マンでしたら、さりげなくチョンっと背中を押すひとことを投げかけて気持ち良く前へ進めてあげられるんですが、逆にそれができない営業マン、またどんな後押しにも気持ちを固められない…それもわかります。

そもそも「このマンション、買っちゃって大丈夫か?」…言ってみればそこだとも思うんですが、買っちゃっていいマンションかどうか、の材料をひとつ、紹介しましょうってわけです。

新築マンションを社員が買う時の優遇は?…本当にいい物件は定価でも買うはず!

ここで今回の結論を言います。

「同業者(不動産関係者)が購入しているマンションはまず大丈夫!(でしょう)」

(でしょう)を付けたのはちょっとした「逃げ道」です。

さらに絞り込めば、「その新築マンションの事業主の従業員が購入しているマンション」ということになります。

不動産会社の従業員ももちろん普通に住宅を購入します。

確かに自社物件を購入するにあたっては若干の優遇はあります。

でも、実際のそれはほんのわずかです。

本当に「若干の優遇」です。

そもそも、その「優遇」が仮に大きいモノであったとしても「買わない方がいい」と判断した物件は購入しません。

逆に「優遇」が全く無かったとしても、間違いのない物件は購入します。

ちょっと話しはそれますが、従業員が自社の新築マンションを購入する場合の、抽選販売の際の倍率などに関する「優遇」はありません(はずです)。

(また逃げ道を作っちゃいました。)

実際にある不動産会社の役員が自社のあるマンションを購入しようとした際にも、一般のお客様と同じ手順で登録に臨んだものの「ガチで」落選し、最終的に先着順で販売しているマンションを購入した、という事例も聞いたことがあります。

自社の商品(新築マンション)に対する評価…基準は満たしていても0点から100点まであるはず

実際に社内でも、自社のそれぞれの物件に対する「評価」はあります。

決して皆が皆、自分の会社の物件はすべて100点満点…だなんて思っているわけがありません。

もちろん、それぞれの会社のポリシーや商品基準にのっとった商品を提供していることは間違いありませんが、その中でも少なからず「幅」が生じてしまうことは否定できません。

その「幅」の範囲の中で、100点なのか、逆に0点なのか、それが一番わかるのは「内部の」人間でしょう。

さらにもうちょっと範囲を広げれば、「内部」でなくても「同業者」も同じようなモノサシを持っているはずです。

新築マンションの不動産業界内での評価…手っ取り早く知る方法は?

買って間違いのないマンションかどうか…。

それぞれの条件はもちろんありながら、最後の最後、「このマンションを選んで後悔しないだろうか…」という時の判断基準に加えたい材料がここまでで言ってきた「同業者(不動産業者)が選んでいるかどうか」。

…と言いつつ、これって購入検討の段階でどのように知ることができるでしょうか。

ここまできてこんなことを言うのもなんですが、基本的に知ることはできません。

しかし自分が長きにわたって生活をすることになるかもしれない、まさに今、購入を検討している新築マンション。

同業者云々以前に、「どんな人が買っているか?」くらいは知りたいものです。

以前にこんな記事で紹介したこともありました。

担当の販売員にそれとなく聞いてみましょう。

「買っている人はどんな人ですか?」

まずありきたりの答えは、家族構成はどうで、世代はこうで…って感じで、結論は「あなたに似た人が買っていますよ」っていう説得トークになるに決まっています。

そこからさらに、買っている人の「業種」を聞いてみましょう。

ひとこと目には「個人情報がナンチャラかんちゃら…」からスタートすると思いますが、そこは「買ってもらいたい」側の立場。

ちょっと余談になりますが「有名人も買っています」なんて言いながら、あの業界のこんな人…なんて、もちろん個人名まで持ち出しちゃったら大問題ですが、かなりギリギリの線まで匂わすような、余計な事まで教えてくれちゃう販売員もいるようです。

新築マンションに限らない…同業者に評価される商品ならばまず間違いなし

話しは戻りますが、「絶対に秘密ですよ…」なんて前置きをしながらも、何か情報がもらえるかもしれません。

「上場企業にお勤めの方が多いです。」

これもお決まりの答えのひとつです。

そう答えておけばいいマンションだと思ってもらえると思っているんですかね。

でも、今ここで欲しい情報はそこではありません。

「あなた方(販売側)の同業者、さらに突っ込んで言えばあなた方(販売側)の関係者は、このマンションをどう評価しているのでしょうか。」という部分です。

ここで、同業者の中での評価が「良いか悪いか」なんていうお話しはいりません。

だって、「悪い評価です」なんて言うわけはありませんから。

でもここで、同業者も購入しているならば、そう言うはずです。

あなた方(販売側)の関係者(社員)は…という部分は、実際に購入している社員がいたとしても隠すでしょうね。

だって、よっぽど割引があるんじゃないかとか、抽選の際などに「裏操作」があるんじゃないかなんて勘繰られるのも面倒でしょうから。

【↓ちなみにこちらは「不動産投資物件」に関するモノです…ご参考まで↓】

少なくとも、同業者(不動産関係者)が購入しているという情報までを聞き出すことは、それほど難しいことではないはずです。

新築マンションに限ったことではありませんが、やはりどんな商品でもその業界の関係者(同業者)から評価を受けている商品は、まず間違いはないと言えるでしょう。

ましてや新築マンションともなれば、決して安い買い物ではありませんから、「同業者も買っている」という現実はかなり「有益な情報」と言えるはずです。

あとは、その情報をどのようにして手に入れるか、という部分かもしれません。

基本的に、担当の販売員(営業マン)は「何とかして買ってもらいたい」はずです。

だから「聞き出し方」次第とも言えます。

「うまく」聞き出してみましょう。

「新築マンションの購入で後悔したくなかったら|最も参考にすべき物件評価はこれ」を最後までお読みいただき、ありがとうございました。では。


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