マンションのモデル見学前のアンケート…営業マンの本音は希望条件よりもここを見る

新築マンションの販売センターに行くとまず求められるアンケートの記入。

個人情報について敏感な世の中ですので、どこまで、どの程度記入すればいいのでしょうか。

もちろん新築マンションに限ったことではありませんが、すべての質問項目を埋めると、かなり多くの「自分自身」、また「我が家」を開示することにもなります。

新築マンションの営業マンの立場からみたこの「アンケート」について、取り上げてみました。

新築マンション購入のための事始め…情報収集から予約、そしてモデルルーム見学へ

例えば「そろそろ新築マンションの購入を考えてみるか…」と思い始めると、昨今ではインターネットを使った情報収集からスタートするのが一般的でしょう。

もちろん、新聞の折り込みチラシや郵便受けに投げ込まれていたチラシを見て思い立ち、動き始める方もいらっしゃると思います。

購入を考え始め、そして情報収集の結果、検討の対象としたいマンションが絞り込めてきたとします。

そうすると、次の動きとしては、資料(パンフレット等)を取り寄せたい、さらにはモデルルームを見学したい、そして具体的な条件面等を知りたい…となります。

先ほどの「具体的な条件面等」というのはかなり広い意味でして、そのマンションの規模、特徴、それぞれのお部屋の広さや間取り、もちろん価格のことや管理費などのランニングコストのことなども含んでいるつもりです。

これらの「見たい」「知りたい」をかなえるために、一般的には予約をした上で販売センターに訪問します。

ちなみにここでは「販売センター」としましたが、マンションによっては「マンションギャラリー」だったり「マンションパピリオン」だったり、「〇〇〇ラウンジ」だったり…。

各社各物件、呼び方はそれぞれですが、ようはモデルルームの見学ができて、営業マンとお話しをするところです。

お決まりのアンケートへの記入要請…強制はできませんが「せめて名を名乗れ!」

さて、予約を入れた時間に販売センターに訪問しますと、一般的にまず最初にアンケートへの記入を求められます。

余談ですがこのアンケート、断ったらどうなるでしょうか。

個人情報の取り扱いについて敏感な昨今、記入したくないというのもわかります。

その場合の対応も各社各物件、少しずつ違いもあるようですが、マンション販売に携わっていた時の自分が思っていたことをひとつだけ披露しておきます。

「せめて名前くらい名乗れよ!」…これです。

さっき、「予約を入れて販売センターに訪問」と言いましたから、予約の時に名前は言っている…。

たしかにそうです。

ツッコミが入りそうですが、要するに身分を明かしてもらいたい、そこを大袈裟に言って「せめて名前くらい」という言い方をしています。

見学の予約を入れる際に名前は名乗ってる…は百歩譲って許せたとしても、予約なしで突然立ち寄ってモデルルームを見学したい…「完全予約制」とうたっていても結構います。

そもそもネット上やチラシで「完全予約制」と表記していても、それらを見ていない方たちですから。

それなりにコストをかけてしつらえているモデルルーム。

正直言って販売する側からしてみると、「街中のコンビニや本屋とは違うんじゃ!」というような意識もあり、「せめて名前くらい名乗れよ!」なんです。

現実としてモデルルームの装飾品が盗難にあう被害もありますし、以前にも紹介した完成済みのマンションの見学の見学の場合で、実際のお部屋の中を見学できる機会ではスキをみて盗聴器を仕掛けることもできちゃうかもしれませんしね。

もちろん何かあった時に、「名前だけ」わかってもどうにもならないことは承知していますが、ここで言いたいのは「名前すら名乗らない」という意識の人をモデルルームに入れたくない、という正直な気持ちなんです。

個人情報に関する同意…細かく読むほど待ってはくれません

ひじょ~に大きく脱線してしまいましたが、マンションの販売センターに行くとまず求められるアンケート。

物件によっては「お客様カード」なんていうタイトルで、ようはアンケートです。

一応、流れとしては「個人情報の取り扱い」に関しての説明文を読んで同意、その上で記入していきます。

この時念のため注意しておきたい事柄としては、例えばそのマンション、A社、B社、C社、3社の共同事業だとします。

事業配分としてはA社が「主」でB社やC社はほとんど対外的には「名前だけ」のようなマンションの場合。

マンションの名称、いわゆるブランドとしてはA社のマンションのように見える…。

そんな場合、個人情報の取り扱いの説明文の中には「B社やC社にもあなたの個人情報が登録されますよ~」というような説明があるはずなんです。

今回、検討の結果そのマンションの購入を見送ってしばらく経ったころ、ある新築マンションの販売センターからダイレクトメールが届く…。

例えばそれは、以前にA社のマンションを検討するつもりで記入したアンケートの内容でB社やC社が利用してダイレクトメールを送っているわけです。

確かに以前、A社のマンションは検討した…でもB社やC社のマンション検討した覚えがない、なぜ自分の個人情報が?…ということはあり得ます。

その辺の事は意識した上で「個人情報の取り扱い」の説明文に同意、アンケートを記入してください。

もちろん答えたくないことまで答える必要なし…でも質問内容にはすべて意味がある!

さて、そのアンケート…。

名前、住所、電話番号から始まり、生年月日、勤務先(勤務地)、家族構成、そして希望条件が記入もしくは選択できるようになっているはずです。

各社、フォーマットはそれぞれでしょうが、大体聞きたいことは同じです。

もちろん、答えたくないことはブランクでも差し支えありません。

ダイレクトメールや電話連絡が欲しくなければ、ハッキリと言っておきましょう…というか、大体「DM不要」や「電話不可」にチェックができるようになっているはずです。

口頭で念押ししてもいいと思いますよ。

生年月日が必要なワケ…住宅ローンの提案のためにも

さて、このアンケートで聞いている内容、あえて「年齢ではなく生年月日」ですし、「勤務先だけではなく勤務地も」なんです。

「生年月日」については住宅ローンとの絡みです。

現金で購入、もしくは住宅ローンを組むにしてもまだ20代や30代でしたらまず問題になりませんが、40代になって住宅ローンを組もうと「完済時年齢」というワードが出てきます。

住宅ローンは多くの金融機関で「最長35年払い、完済時80歳未満」という基本的な条件があります。

もちろん、その他の数多くの審査条件がありますから、この点だけを満たせば住宅ローンを組めるというわけではないことは言うまでもありませんが、あくまでも大前提として一般的に「最長35年払い、完済時80歳未満」です。(81歳未満としている金融機関もチラホラありますが)

そうしますと住宅ローンの実行時(=マンションの引き渡し時)と誕生日によっては、35年ローンの対象となるか、34年までか、33年までか…という問題になります。

くどいようですが、この基準だけを満たせばローンが組めるというわけでありません…念のため。

そもそも、審査結果以前の住宅ローンの審査を出す段階での選択肢として35年払いで審査を出せるか、34年までか、33年までか…というわけです。

損得よりも以前に住宅ローンが組めるか組めないかにも…

当然、組む年数が違えば毎月の負担額は増えることになり、「月々の負担額」というのは審査の重要な要素のひとつです。

35年払いだったら審査基準内の月々負担額だったものが、33年払いで試算をするとオーバーとなってしまうこともあり得ます。

ちなみに、5,000万円のローンを仮に金利1%で組むとした場合、

35年払いの場合:月々141,142円
33年払いの場合:月々148,291円
月々の差額:7,149円

となります。

実際には当初設定した期間丸々払ったとした場合の総支払額は

35年払いの場合:59,279,814円
33年払いの場合:58,723,394円
総支払いの差額:556,420円

あらためて言うまでもなく支払い期間は35年よりも33年、さらには短ければ短いほど総支払い額は少なくて済みます。

しかし月々の支払い金額の差7,419円が年間支払い額89,028円の差となり、審査基準のボーダーライン上の方にとっては×ともなりかねません。
(実際には「審査のための金利」で審査をしますので一般的にこの差はもっと大きくなります。)

販売センターの営業マンはこのように、いただいた情報をもとにそのお客様にふさわしい提案をしてくる(はず)ですので、「年齢」ではなく「生年月日」が必要なんです。

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マンション購入に向けた本気度も見られているかも…アンケートの記入具合

販売センターにおいては、この住宅ローンの提案の例のように、それぞれのニーズに沿った的確な提案をすることが大前提でもありますので、最初に記入するこのアンケートにはありのままを記入することをおすすめしておきます。

現実的な購入可能額や本来のニーズなどから、別の物件をおすすめされることもあるかもしれません。

実際に担当する営業マン、まず手にするこのアンケート、見た瞬間にモチベーションも変わります

いや、建前上はそれではダメなんです。

どんな相手でも、少なくとも興味があって来場されたお客様ですから、購入に結び付くようあの手この手を尽くすべきでしょうが、「本音」の部分ではそうはいきませんよ。

やはりこの、まず最初のアンケート。

自分のニーズ、また購入意欲のような部分も伝えるためにもできるだけありのまま、また本音の部分を記入した上で営業マンの説明を聞き、モデルルームを見学しましょう。

マンションのモデル見学前のアンケート…営業マンの本音は希望条件よりもここを見る」を最後までお読みいただき、ありがとうございました。では。

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