「忸怩たる思い」の意味を熟知? こんな勘違いで恥の上塗り

誰でも気軽に情報発信できる時代、それぞれの考えに異論はありませんが…

自分もその中の一人かもしれませんが、今はごく一般の人が気軽に、そして気楽に情報を発信できる世の中。

気軽に、気楽にとは言いましたが、世界中の、まったく縁がない人にまで自分の思想やら近況、もっと言えば個人情報を簡単にさらすことができてしまう…。

本当に怖い世の中です。

もちろん、「自分の」ことに限らず「他人の」ことも簡単に、そうやって攻撃ができてしまうという、恐ろしいことですよね。

こうやってブログ記事を作成していても、全く知らない誰かが目にする、読んでいただく…それは非常にありがたいことなのですが、あまりにも恥ずかしい文章になっていなかい、つまらない誤字脱字はないか…などなど、結構気になります。

確かに内容についてはそれぞれの「考え」ですし、賛同できるか否か、それぞれだとは思いますが、本当につまらない、言葉の使い方の間違い、漢字変換の間違い、誤字脱字はできるだけ避けたいと思っています。

本当に「忸怩(じくじ)たる思い」でしょう…熟知と間違えては

先日、あるSNSの中でのある方(もちろん一般人です、たぶん)の文章で、とんでもない?言葉の使い方の間違いを見つけてしまいました。

「・・・本当に、熟知たる思いでしょう。・・・」

正直言いまして、「お、おいおい!」と思ってしまいました。

前後の文章から、もちろん「忸怩(じくじ)たる思い」と言いたかったはずなんです。

でもこれ、単なる変換間違いでもないですよね。

だって「じくじ」と打って変換しようとも、もちろん変換候補の中に「熟知」の二文字が出てくるわけはありません。

絶対に「じゅくち」と打って変換しているわけです。

このケースは、恐らく、といいますか、絶対にそうなんでしょうけど、その方、「じくじたる思い」という言葉を「じゅくちたる思い」と思い込んでしまっているパターンだと想像できます。

でもこれ、その言葉の意味が意味だけにちょっと、いやだいぶ、恥ずかしい部類に入る間違いだと思うんですよ。

改めて言うまでもありませんが、「忸怩(じくじ)たる思い」とは「自ら恥じ入る気持ちに駆られること」。

一方で、もちろん「熟知たる思い」なんていう言葉はありませんが、「熟知」とは「詳しく知っていること」。

そのお方、「じゅくちたる思い」だと思い込んでいたとして、まあ、前後の文章から「意味」の解釈はほぼ合ってていると想像できましたが、「熟知たる」という部分、どう解釈していたんでしょうかね。

どこの誰だかわからない…勝手にイメージを膨らませているだけ

今回、取り上げてしまった、どちらのどなた様だか、どのようなお方だか、わからない方。

間違いなく男性、そしてその他の文章の言葉の使い方、文章の丁寧さ、言い回しなどから決して若くはない方だと想像しています。

今、「言葉の使い方の丁寧さ」と言いましたが、だからこそ、ちょっと衝撃を受けてしまったんです。

現在、数多くのSNS、情報発信媒体がありますが、有名人が発信しているモノ、もしくは友人知人が発信しているモノ以外は、どこの誰なのか、どんな人なのか…基本的にわかりません。

だから非常に怖いわけですし、使い方によっては犯罪のキッカケにもなり得るわけです。

ですので多くの場合、その文章などから勝手にその書き手のことを想像している、変な意味ではなく、イメージがほぼ自動的に出来上がってしまっているわけです。

まあ「勝手に」なわけなんですけどね。

「勝手に」イメージができてしまっていたそのお方の、そのイメージからはちょっと想像ができなかった「言葉の間違い」。

仮に、普段の文章から、ちょっと「おふざけ」が垣間見えたり、「受け狙い」がうかがえる文章ばかりでしたら「ワザとか?」なんて思いながらスルーしちゃえたかもしれませんけどね。

でもこのお方は、全くもってそういうイメージではありませんでしたから。

もちろん、自分自身も、不特定多数の方々に向けてこうやってブログを公開している中で、本当に笑われてしまうような「勘違い」や「間違い」もあるかもしれません。

あらためて「気を付けないと」と思わさせていただいた「事例」を紹介してみました。

『「忸怩たる思い」の意味を熟知? こんな勘違いで恥の上塗り』

を最後までお読みいただき、ありがとうございました。では。

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