働き方改革では解決できない…職場の人間関係で悩むなら転職もあり?

「三角関係」と聞くと、ある一人が二股をかけていて…などというような構図が真っ先に思い浮かぶ方が多いと思いますが、今回は恋愛に関する「三角関係」は全く関係ありません。

実際にこれまで何度も目の当たりにしている、職場の人間関係についての「三角関係」について、自戒の念も含めて記事にしてみます。

会社員にとって最も面倒なモノかも?…「職場の人間関係」

様々な職場、またその中で様々な業務スタイルがありますが、会社員であるならば全くの「単独行動」のような業務スタイルはあるにはあるとは思いますが、それほど多くは無いように思います。

少なくとも、上司と部下の関係、先輩・後輩の関係、また同レベル、といいますか同じような立場であるひとつの業務をこなすチームのようなモノ…。

内容はそれぞれにしても、「職場の人間関係」というモノは、社会で働いている以上絶対に避けて通れない、これからも永遠の課題かとも思えます。

そんな中で、ある「三人」を思い浮かべてみてください。

どの職場にもある…見落とされがちな「逆三角形の三角関係」

その三人、「上司・部下」までの立場の違いは無いにせよ、少しづつでも経験の差、年齢の差、そしてまた性格の違い…、ひっくるめて「立場の差」があるとします。

Aさん、Bさん、Cさん、とします。

この三人、完全に「横一線」の立場であることはなかなかあり得ません。

ここではAさんとBさんは割と近い立場、一方でCさんだけはその二人からは一歩下がった立場だとします。

ここで、今回のサブタイトルにもした「三角関係」を形成してしまっているわけです。

ひと言で「三角関係」と言っていますが、その三角形には様々なスタイルが考えられますが、今回は「逆三角形」のスタイルだと思ってください。

この、AさんとBさんが上、そしてCさんが下に位置している逆三角形の三角関係の場合、AさんとBさんの間柄によってはCさんは、非常に大きなストレスを感じることとなります。

近い立場の二人に挟まれた三人目…最大の被害者かも

今回の登場人物のAさんとBさん。

近い立場のふたり、ではありますが、なかなか平穏無事な関係とはいかないもの。

逆に立場が近いからこそ、表面上は「良い関係」に見えていても腹の底では実はどう思っているか…。

この辺が、間に入っていて、かつ、ちょっと下の立場のCさんが被害を受ける要因となります。

AさんとBさん、お互いにCさんを利用しようとするわけです。

互いに、何か指摘したいことがあるとCさんに「・・・言っておいて!」。

・・・などということから始まり、相手の批判をCさんにぶつけたりするわけです。

間に入らざるを得ないCさんはたまったものじゃありませんよね。

似た形の「三角関係」…職場だけではなく家庭にも

この、逆三角形の三角関係、実は職場だけではありません。

家庭の中にも潜んでいます。

あてはまるのは一人っ子の家庭。

先ほどのAさんとBさんは両親、そしてCさんが子供にあたります。

まさしく、表面上は夫婦であることを演じながらも当然に互いの不満を抱えている。

全く不満はありませんよ、なんていう夫婦もいるかもしれませんが稀でしょう。

家庭によって度合いの違いはあるでしょうが、AさんとBさん、ようは両親のギクシャクした関係が子供に影響が無いわけはありません。

間に入った立場の、子供のことを思うと、表面上だけではなく、円満でありたいとは思います。

転職を考えるきっかけはこれかも…「労働時間」より「人間関係」

職場での話に戻ります。

転職を考える理由で、常にトップに鎮座しているワードとして「人間関係」があります。

ひと言で「人間関係」とはいえ、具体的には上下の関係や1対1での関係とともにこの逆三角形の三角関係もあるはずです。

「働き方改革」の号令の元、残業時間や休みの取り方など、表面上わかりやすい部分にだけ注目をされがちですが、各種ハラスメントをはじめ、メンタルの部分へも対策は遅れているように感じます。

「働き方」の記事・・・

残業時間だけがモノサシ?「働き方改革」以前の精神的な「過労」とは?

残業代相当額を一律支給? 働き方改革より前に自分の意識改革を…

社畜自慢の武勇伝がウザいと思ったら…「働き方」を今一度考える

職場ではヘルプデスクのような相談窓口が設けられたり、定期的に匿名回答によるアンケートなども実施されています。

・・・が、実際の業務現場において具体的な改善の動きはあまり目にすることはできません。

これまでも何度も記事にしていますが、仕事によって体調を崩したり、最悪の場合自殺に追い込まれたり、という、本末転倒な事態が起きてからでは手遅れです。

追い込まれる前に、その場から逃げていいんです。

業界最大級の求人数と豊富な非公開求人!/DODAエージェントサービス

恥ずかしいことではありませんし、世間体なんて二の次です。

生きるために食べる、食べるために働く、のはずです。

それが、仕事によって体を壊す、ましてや最悪の場合…、なんてことはあり得ません。

職場の人間関係の難しさのパターンのひとつ、見落とされがちな逆三角形の三角関係に巻き込まれないように…。

「働き方改革では解決できない…職場の人間関係で悩むなら転職もあり?」を最後までお読みいただき、ありがとうございました。では。

おすすめの関連記事

シェアしていただけるとうれしいです!