小さなニュースでしたが、ある専門情報誌の発行元が破産手続きを開始したという記事がありました。
ネットの普及などで出版社自体が厳しい状況にあろうことは想像できますが、そんな中でも、いわゆる「業界誌」の分野は目立たないながらも一定の購買層を持ち、根強いイメージもありましたので意外といえば意外。
専門情報誌「週刊住宅」の発行、「うかるぞシリーズ」などの資格試験参考書を出版する(株)週刊住宅新聞社が破産へ Yahoo!ニュースより
こんな自分もかつて、宅地建物取引主任者(今は宅地建物取引士ですね)資格を取得しましたのでその時のことを思い出しつつ、これから取得、チャレンジしようとしている方にちょっとした参考にでもなれば、と思い記事にしてみました。
中身はこんな感じ
「宅建?…なんじゃそりゃ!」からのスタート
ちょっと偉そうな、上から目線になっちゃっていましたらお許しください。
そもそも、過去の記事をお読みいただくと異業種営業職から不動産営業職への転職の経緯などには簡単に触れていますのでここでは省略しますが、ようは不動産業界に足を踏み入れた以上は宅地建物取引主任者(宅地建物取引士、以下、宅建)資格は必須!…と言われたので受験しました。
…というくらいのスタートです。
正直言いまして、今思うと笑っちゃう、お恥ずかしい話し、不動産業界に営業職として足を踏み入れたはいいんですが、入社後、会社側からこの宅建資格のことを聞かされるまで、この資格の存在すら知りませんでした。
いや~本当にお恥ずかしい。
だから逆に言えば、そんなスタートでも取得できたんですから、これから取得しなければならない方、安心してください。
こんな私でも1発で…、いや嘘です。
さすがにそうはいきませんでした。
3回…いや4回目ですかね…確か。
「本気を出して!」…まずは参考書選び
そんなキッカケでまずは1回目。
会社から指示されたとおりに期間内に申込はしたものの、参考書や過去問集なんて買うわけもなく…。
そしてもちろん、自己採点なんてするまでもなく…。
…中略。
3回目は結構本気を出した…つもりですが、あえなく撃沈。
さてさて、そろそろ毎回の受験料の出費のもったいなさや、夏から秋にかけてつきまとう宅建試験日にむけてのモヤモヤを解消せねばならぬ、という思い、一方で「授業料を出してまで学校」とは考えられず…で、「本気を出して」…参考書選びから始めました。
今でもそうでしょうが、人気資格のひとつですから毎年星の数ほど(大袈裟?)出版される宅建合格のための参考書。
細かいことは既に記憶の彼方ですが、ネットなどを駆使し、諸先輩方の声などを参考にして選んだ参考書が「宅建学院 佐藤孝著 らくらく宅建塾」。
冒頭のニュース記事で紹介されているのは「うかるぞシリーズ」でしたがこちらは「らくらくシリーズ」。
ちなみに、もちろん今でも毎年発行されていて、やはり人気は健在のようです。
2018年版がこれです。↓↓↓
インプットした知識をアウトプットできなかった宅建試験
1発で仕留めることができちゃう人からしてみますと、何てことのない試験なんでしょうけど、いわゆる「凡人」、そしてその資格の重要性・必要性・意味すら知らなかった業界参入者であった自分の経験。
苦労している方にとっては少しでも参考になることもあるかもしれません。
「できる人」が何気なくやっている事って、皆が皆、真似できるモノじゃないですから。
初受験の時の、名前を書いて単に4択をしに行って終わってしまった経験からは何も得るものがありませんでしたが、ある程度本気で臨んで撃沈した3回目。
そこで得たのは「時間との闘い」(またもや大袈裟?)というコト。
真剣に、かつ慎重に問題を解こうとすればするほど時間が足らなくなるという経験をしました。
結果、後半の数問はマークシートをランダムに塗りつぶすだけであえなく終了…。
そして「今度こそ確実に合格!」と思った年の勉強方法は、前回の「時間との闘い」という部分をクリアすることを第一に考えたわけです。
そのために第一に取り組んだのは、模擬試験問題を解くこと。
よく分野別の問題集なんかもありますけど、ここで言いたいのは本番と同じ構成、同じ問題数からなる「模擬試験」タイプということ。
過去問集でもいいんですが、時代の変化と共に出題形式の傾向なんかもありますし、そういう意味では「その時に則した」模擬試験問題集がいいと思うんです。
もちろん、解説がしっかりしていることは大前提ですよ。
それを、キチンと時間を計って何度でも取り組むんです。
そうすることで、自然と体にペースが身についてくるのを実感できたことを覚えています。
120分で50問だから…1問あたり何分で、とか、何々の分野から手を付ける…とかにこだわる方もいますけど、そこは気にしなくていいと思いますよ。
それぞれ得意、不得意分野もあるでしょうから、1問あたりにかける強弱があるのも当然。
それとこれは自分の性格なのかもしれませんが、問題順に解いてマークシートを埋めていかないと、マークシートの回答箇所を間違えちゃうんじゃないかという、ちょっとした恐怖心がありました。
「宅建試験に合格した時にやったこと」まとめ
実際に、日常生活の中では電車の中や夜寝る前に先ほどの「2018年版 らくらく宅建塾 (らくらく宅建塾シリーズ)」を読むだけ。(もちろん当時は「2018年版」ではないですけど。)
これは、何度も繰り返して読みました。
先ほども言ったとおり、数ある宅建試験関連の参考書の中からこの参考書を選んだ以上、この一冊を信じよう、ここに載っていない問題が出題されたならば、それはあきらめよう、と思って繰り返し読みました。
そして休みの日、家で一人の時にしっかり時間も測りながら過去問題や模擬試験問題をやる。
これは1回の休みにつき2コマ(120分×2回)くらいでしたかね。
…結構サボりもしましたけど。
確かゴールデンウィークの頃から参考書を読み始め、夏場くらいから休みの日の「ひとり模擬試験」。
そうすると、9月くらいには安定して45点前後の結果、そして120分の試験時間を計測しながら30分くらいの「余力」を残せるようになったことを思い出します。
その頃には、試験日が迫りながらも、逆に心の余裕を持てていました。
大袈裟に言うと「試験日よ、早よ、やってこい!」というくらいの。
宅建試験に合格した年は確かこんな感じだったと思います。
ちなみに、なるべくお金はかけたくなかったので「資格の学校」みたいのは利用しませんでしたけど、手っ取り早く利用してみるのもアリかなとも思います。
今ではスマホやタブレットを使って通勤時間中に受講できるような講座もあるみたいです。
↓↓↓【通勤講座】受講者20,000人超!スマホで学べる人気のオンライン資格講座
人気資格の一つである「宅地建物取引士(宅建士)」。
別にだれかれにでも取得を薦めるつもりもありませんが、持っていなきゃいけない環境、立場で取得を目指している方にしてみたら切実な問題。
コチラの記事も参考にしてください!
今年こそ合格して、楽になっちゃいましょう。
…なんて、上から目線でゴメンなさい。
よろしければこちらの記事もお読みください。
「宅建試験の合格に向けてやったことまとめ…勉強方法はこれだけ」を最後までお読みいただきありがとうございます。
ほんの少しでも参考になりましたら。では。