転職の目的はこれかも…居場所があってこそ発揮できる本来の能力

あなたの「居場所」はどこですか?

「居場所」はありますか?

もちろん、「今どこにいますか?」なんて聞いているわけじゃありませんし、自分の家であるとか、部屋であるとか…、そういうことを聞きたいわけではありません。

ちょっと言い方を変えてみると、「活躍できる場所」、とか「存在価値を見出せる環境」とでもいいましょうか・・・。

今年も様々なドラマを魅せてくれた2017年プロ野球…

日頃皆さんが注目しているモノ、気にしているモノ、没頭しているモノ、熱中しているモノ…。

またそれぞれが置かれている環境などによって、様々な「ドラマ」を目にすることがあると思います。

自分にとって日頃の注目の対象のひとつが野球、中でもやはりプロ野球。

これまでも、プロ野球に関する記事もいくつかアップしてきました。

例えば・・・

戦力外通告によって選手枠をつくりそしてドラフト会議へ…秋に想う

《残念!》監督推薦で井口…マリンでのオールスターも本当の花道は秋に…!

2017年も様々な「ドラマ」を魅せてくれたプロ野球。

そんな中で一人の選手に着目してみると、まさに「サラリーマン」のみならず、我々一般人すべての人々に相通ずるものがありますのでピックアップしてみます。

注目された入団時…大きな背中にさらに大きな背番号55番。しかし…

北海道日本ハムファイターズの大田泰示選手。

ご存知の方からしてみたら、今更紹介するまでもありませんが、2008年のドラフト1位で東海大相模高校から読売ジャイアンツに入団。

当時の原監督の後輩でもあり、またその恵まれた体躯などからも期待値も高く、そして何よりも、当時の巨人で「準永久欠番」扱いだった背番号55番を与えられて話題になりました。

あの松井秀喜の55番ですからね。

当時は正直言って、「おいおい、いいのかよ!」なんていう目でみていましたが、やはりそれほど「期待値」も高かったというわけでしょう。

ところが、そこから数年、1軍と2軍を行ったり来たり、一向に「芽が出る」気配すら感じられぬまま2014年からは背番号も44番に変更、そして2016年シーズンオフにトレードで日本ハムに移籍したわけです。

そして背番号も33番、新天地での2017年シーズンだったわけですが、開幕時はケガで出遅れたものの、堂々とレギュラーの座を獲得したわけです。

細かい成績なんかは省略しますが、初めて規定打数にも到達、打率.243、ホームラン数も15本と、それまでの巨人時代とは別人のような成績を残しました。

プロ野球選手になれる素質…そこには大差は無くも置かれた環境で…

そもそも誰であれ、「プロ野球選手」になれる素質というのは特別なモノ。

もちろん、個人の素質のみならず、「運」や「めぐりあわせ」、「出会い」など様々な要素も加味されるとは思いますが、何よりもすべての前提は選手個々の素質によるものが多くを占めるであろうとは思います。

しかし、そのある一定の優れた「素質」であっても、置かれた環境によってこれだけ結果に差が出るということ…。

ちょっと考えさせられます。

例えば、この大田泰示選手、ドラフトの時は1位指名2球団、巨人とソフトバンクの競合でした。

その時に当たりくじを引くのがソフトバンクだったら、その後の彼はどうなっていたのか。

交渉権の獲得が巨人以外であった場合でもすんなりその球団に行く気があったのかどうかは知りませんが、仮に巨人以外に入団した場合には、少なくとも「55番の重圧」という、目には見えないものの大きく、重くのしかかるものはなかったことも確かでしょう。

また今回の移籍が無かったとしたら、今年の彼がどうであったが…。

相反する、ふたつのことを同時比較することはできませんから、憶測しかできませんけどね。

トレードによる移籍…「環境の変化」がもたらすこれほどまでの「結果の違い」

少なくとも、彼にとっては「環境の変化」が最良の結果をもたらしたことは疑いようもありません。

彼自身がこの1年間で急激に野球が上手になったわけではないはずですし、体のどこかに急激な変化があったわけじゃないはずです。

一方で、巨人と日本ハム、同じ「プロ野球」というくくりの、日本にわずか12しかないチームの中の2チーム。

ましてや日本ハムは2016年の日本一に輝いたチーム。

ですから、プロ野球選手がアマチュアチームに移って即レギュラー、結果を出すのとは話しが全く違うわけです。

敢えて言えば、今回の大田泰示選手の件で言えば、巨人入団時の取り上げられ方、元々大きな背中であったとはいえそれでも持て余してしまうくらいの偉大なる背番号、そして読売ジャイアンツという、否応なしに注目されてしまう環境・・・。

やはり、精神的な部分での負担がかなり大きく、本来の能力を発揮できなかったこともかなりのウエートを占めていたであろうことは想像に難くありません。

決してここで、巨人と日本ハムの体質的な違いであるとか、選手起用法だとか育成方法だとか、そんな評論家ぶったことを言うつもりはありません。

ましてや、あくまでイチ野球ファンの身で報道以外でそんな部分まではほとんどわかりません。

ただ、良い、悪いではなく、単に置かれた環境の違いで、同じ能力の人間が生み出す結果の違いが顕著に見られた、好例だと思えるわけです。

私たちにとっての「環境の変化」…そのひとつが「転職」

今回、大田泰示選手のケースで紹介していますが、似たような話はいくらでも存在します。

以前に記事にした、「戦力外通告」についてもそうですが、やはり環境を変えることによって本来の能力、またそれ以上の結果を生み出すことも可能かもしれません。

その時の記事⇒戦力外通告によって選手枠をつくりそしてドラフト会議へ…秋に想う

このことは、プロ野球選手のみならず、サラリーマンをはじめとする私たち一般人についても同じことが言えるはずです。

「終身雇用」という言葉がほとんど「死語」となっているこの時代、環境を変えることへの風当たりは気にしなくてもよいレベルであると言えます。

今の職場環境に「不満」だからではなく、「本来の能力が発揮できていないのでは」と感じるなら、また自分の「居場所」というモノに疑問を感じるならば、「転職」ということも堂々と考えてみてもよいのではないでしょうか。

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プロ野球選手をはじめとしたスポーツ選手のみならず、環境を変えること、変わることによってあなた本来の能力が発揮できる、また新たな「居場所」が見つかるかもしれません。

2017年プロ野球、北海道日本ハムファイターズの大田泰示選手の活躍を見て強く感じたこと…。

それは私たちにも多いに当てはまる…私たちの「可能性」、まだまだ発揮し切れていないかもしれません。

「転職の目的はこれかも…居場所があってこそ発揮できる本来の能力」を最後までお読みいただき、ありがとうございました。では。

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