スマートメーターへの交換から始まった…電力会社を切り替えてみた結果

電力自由化から約1年が経過しました。

全国的なデータでは切り替え率はまだ5%前後のようですが、「まだこれから」の約95%の方々に向けまして前回、我が家で比較検討の末にENEOSでんきに切り替えに至った経緯などについてお話ししました。

前回の記事⇒電力自由化から1年…カンタン手続きのおすすめ電力会社は? 

今回は、実際に切り替えてみてどうだったか、振り返ってみます。

スタートはスマートメーターへの取り替え

まず、2016年の年頭、4月からの電力自由化に向けてENEOSでんきへの切り替え申し込みを無事終え、実際に4月に入ったころだったと思いますが、電力メーターを「スマートメーター」への取り替える旨の案内がきました。

我が家は築20年弱の分譲マンション、電力メーターはもちろん従来の、アナログ式のメーターがゆっくり回っているような…まあ、わかりますよね。

その電力メーターを「スマートメーター」に取り換えることが必要になります。

そもそも「スマートメーター」って?

スマートメーターとは

スマートメーターは、毎月の検針業務の自動化やHEMS等を通じた電気使用状況の見える化を可能にする電力量計です。スマートメーターの導入により、電気料金メニューの多様化や社会全体の省エネ化への寄与、電力供給における将来的な設備投資の抑制等が期待されており、当社サービス区域全てのお客さまへの設置を予定しています。東京電力エナジーパートナーHPより

 

それまで自分も知らなかったのですが、要は、東京電力管内のみならず国としての取り組み(?)というか方針(?)で、何年かかけてすべての電力メーターをこの「スマートメーター」に切り替えようとしています

ちなみに東京電力のサービス区域では2020年までに、以下の場合に交換をするようです。

  1. 従来の電力メーターの検定有効期間満了に伴う定期的な取り替え時
  2. 建物新築時
  3. 電力自由化に伴う供給会社の切り替え時

あくまでも2020年までに交換を完了させるために、上記以外でも計画的に取り替えを進めていくようです。

今回はこの中の「3」に該当することになります。

今まで、毎月ほぼ決まった頃に、制服を着た女性が伝票(検針票)を発行する機械を持って各家の庭先に入って電力メーターを読む、そして時折、庭の犬が吠える、なんて光景を見なくなることになります。

要は遠隔で検針ができるようになるわけです。

話しは戻りますが、ENEOSでんきへの切り替え手続き後まず最初の作業がこの「スマートメーター」への取り替え、とはいえ、もちろん費用がかかることはありませんし交換作業に立ち会う必要もありません。(※注 必要な場合もあるようです。)

検針スタッフの職を奪う?スマートメーター

我が家の地域では毎月月末近く、26日~28日頃だったと思いますが検針の女性がメーター読みで回っていて、郵便受けに検針票が入っていました。

それが切り替え後、時期は同じく月末近くの頃ですがENEOSでんきから「請求額確定のお知らせ」というメールが届きます。

そして当初に登録してあるマイページにて使用量や金額(かつての検針票の内容です)を確認する、ということになるわけです。

エネオスでんき

メリットの前に「意識」をすること

そもそも電気代の検針票、日頃全く気にしない、見ていない、なんていう方も多いとは思います。

せいぜい引き落としされた電気料金を見て「この夏は暑かったからなぁ」というくらいじゃないでしょうか。

だから1年経った今でも約95%の方が切り替えをしていないという現実、にもつながっているようにも思えます。

やはり、面倒なことはほとんどなかったとはいえENEOSでんきに切り替えをした以上、実際にどれくらいのメリット、要は電気代がどれくらい安くなったか、というのは気になりますよね。

実際に毎月月末の「請求額確定のお知らせ」メールを受け取った際にはマイページから金額の確認はしていました。

まあ、その金額を見て、だからどうこうというわけではありませんが、この「意識」をすること、というのは大事だと思っています。

日頃からやみくもに「節電」とか「節約」、というわけではないにせよ「意識」ですよね。

ENEOSでんき

切り替え1年経過を前に実際の「お得額」を再確認

そうやって「意識」をしつつも、もうすぐ切り替えから1年を迎えようとしていた2017年年頭、ENEOSでんきから一通の封書が届きました。

封書の表には「ENEOSでんきをご使用のお客様にお得なお知らせです」とあります。

封を開けてみると「電気代お得額ご報告書」との題目で2016年5月~12月の使用状況、従来の契約のままだった場合の金額見込み、その差額(お得額)などが明記されています。

また、このまま4月まで、要は1年間でのお得額の見込みなどもあります。

さらに「ご紹介キャンペーン」のリーフレットなども封入されていました。

「ご紹介キャンペーン」のことはさておき、あらためて「お得額」という形でメリットを目にすることができ、まあ、その金額はそれほど大きなものではありませんが結果としてENEOSでんき切り替えをして良かった、というのは率直なところです。

実際には前回の記事でも紹介したとおり、この金額部分のみならず、Tポイントが付くこと、また支払方法によっては、ガソリン代までもディスカウントされるなどの「付加価値」部分でのメリットもありますので切り替えておいて損はないんじゃないかと思います。(※すべての方にメリットがあるとは限りませんのでご了承ください。)

前回の記事⇒電力自由化から1年…カンタン手続きのおすすめ電力会社は?

【ENEOSでんき】4つのポイント

ENEOSでんき

まとめ

2016年4月からスタートした「電力自由化」、我が家が選択したENEOSでんきのみならず、それぞれのライフスタイルに合った電力小売事業者があるはずですし、まずは切り替えを検討してみてもいいんじゃないでしょうか。

1年間使ってみた結果はこちらでまとめています。

電力自由化で切り替え1年…「おトク額」から実際のメリットが見えた!

また我が家においてのこのENEOSでんき体験記、また何か変化などがありましたら紹介したいと思います。では。

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