中身はこんな感じ
開幕3連戦…たかが3試合かされど3試合か
2017年のプロ野球が開幕しました。
野球ファンにとっては待ちに待った、というところですよね。
特にWBCがある年は、世間の野球熱もアップした上で開幕を迎えるのでなおさらです。
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この記事を作成している時点で開幕最初のカードが終了し、各チームのファンの皆さんは一喜一憂されたことだと思います。
自分自身は「喜」はなく「憂」だけで終わっちゃいましたけどね。
あらためて整理しておきますと「喜」ばかりだったのが巨人・ソフトバンク・楽天、一方で「憂」ばかりだったのがロッテ・オリックス。
まあ、あくまでも143分の3が終わったばかりです。
これからの約半年間、一喜一憂させてもらいましょう。
インプット願います…大松と鵜久森という名前
この、各チームのたかが3試合、3日間で合計18試合ですが、勝ち負けのみならずちょっとしたドラマも見させてもらうことができました。
もちろん、すべての試合を観ることはできませんのでニュースなどからの情報収集になってしまいますが、嬉しかったのは戦力外を経験した東京ヤクルトスワローズの2選手の話題ですね。
かつては千葉ロッテマリーンズで年間24本塁打を打ち、4番も経験した大松尚逸選手。
2016年5月の二軍の試合中にアキレス腱を断裂、その後再起に向けて手術、リハビリを行うもシーズン後に球団から戦力外通告を受けます。
そして東京ヤクルトスワローズからキャンプへの招待を受けテストの末、入団。
もう一人は2015年に日本ハムファイターズから戦力外通告を受け、その後「12球団合同トライアウト」を受け、同じく東京ヤクルトスワローズに入団した鵜久森淳志選手。
そしてこの二人、4月2日のDeNA戦で共に元気な姿、いやいや「元気」どころか、まだまだ主力選手として十分にやれる姿を見せてくれたわけです。
「再生工場」が再生させた二人のドラマ
まず大松尚逸選手が9回に代打で登場し初安打。
そして延長10回一死満塁の場面で代打で登場の鵜久森淳志選手、ド派手な「代打サヨナラ満塁ホームラン」を放ちました。
かねてからヤクルトという球団は「再生工場」とも呼ばれ、故障が長引いてもじっくりと見守ってくれるイメージ、また衰えの見え始めたベテランを獲得してはチームの勝利に貢献するようなやりくりを見せてくれています。
それぞれの球団にはそれぞれの事情、方針があるでしょうし、またそれらの根本として避けて通れないのは「資金力」という部分。
その「資金力」をもとに(もちろんそれだけではないでしょうが、あくまでも世間のイメージです。)巨大戦力となっている両リーグの両巨塔は順調に(?)共に3連勝。
一方で、プロ野球選手として屈辱の「戦力外通告」から這い上がった二人のドラマと、そのドラマを演出してくれたそのチーム。
楽しみのひとつ…勝敗ではない「人間ドラマ」
どちらのスタイルがいいとか悪いとか、好きとか嫌いとかは言いません。
プロスポーツですからね。
「費用対効果」という部分も大きなファクターで、お金をかけてでも勝つこと、優勝すること、それがお客様を集め宣伝効果も莫大なものになるでしょうし。
またそれぞれに「人間ドラマ」もあるでしょうしね。
2017年プロ野球ペナントレース。
最後に笑うのはどちらのスタイルでしょうか。
ただ、野球ファンとしては単に勝った、負けたのみならず、様々な「人間ドラマ」も見せてくれることも期待します。
ちなみに自分、「巨大戦力」の球団にたびたび選手を提供している千葉ロッテマリーンズを応援していることを最後に加えておきます。では。