マンションそれとも一戸建て?購入に向けた簡単比較…駐車場編

不動産の購入、購入者目線だと?

これまで、自動車や不動産について営業マン側からの視点で色々とお話ししてきました。

一方で、お客様側からの視点での選び方、探し方、購入方法というあたりについて、販売していた立場からのアドバイス的なお話しもしてみたいと思います。

まずは不動産の購入についてですが、一言で不動産と言ってもそれこそ範囲が広くなりすぎてしまいますので、ここでは一番身近で、多くの方々にとって現実的である「居住用の住まい」についてお話しします。

とはいえ、これまた漠然としたテーマになってしまいますので少しずつ焦点を絞ってお話ししていきましょう。

マンションか一戸建てか・・・あなたなら?

「居住用の住まい」・・・簡単に言ってしまえば要は「家」なわけですが、まずは「マンションVS一戸建て」について考えてみます。

「VS」(バーサス)なんて使うとどっちが良いか悪いか、みたいになっちゃいますが、そういうつもりではありません。

両方の販売を経験した営業マンの立場から、それぞれの良さなどを整理しつつ、実際に購入を検討している方の参考になれば、というようなつもりです。

マンションか一戸建てか・・・。

例えば現在、賃貸マンションや社宅に住んでいる、というご夫婦がそろそろ「家」を買うか⁉

なんて考え始めた時、まずスタートの時点での希望条件はそれぞれだと思います。

これまで何度も記事にしてきた、不動産においての最重要ポイントである「場所」から入っていく方が多いでしょうが、同時に考え始めるであろう「マンションか一戸建てか」。

もちろん、当初からどちらかに絞って家探しをする方も多いでしょうが、どちらも捨てがたい、ですとかそれぞれの良さもわかる、五分五分で迷っている、なんて方のためにも、当たり前のことも含めて整理してみたいと思います。

二の次にはしずらい…駐車場のスタイルの違い

様々な比較ポイントがありますので絞り込んでみます。

まずは既に車を持っている、もしくはこれから車を購入するつもり、という方向けに「駐車場」についてです。

この「駐車場」について、マンションと一戸建て、それぞれについて整理します。

マンションの場合

  • 都内のマンションの場合、駐車場付置率は30%前後
  • 機械式駐車場が多く、駐車できる車のサイズが制限される
  • 使用料が必要

一戸建ての場合

  • 一般的な建売一戸建ての場合、ほぼ駐車場付き
  • 基本的に、駐車できる車のサイズ制限はない
  • 使用料は不要

今更ながらの分かりきったことばかりですので細かい解説は不要だと思いますが、これだけ見ると「車」第一で考えるならば一戸建てに軍配が上がります

かつてのマンションでは駐車場付置率100%なんて物件、特に郊外型では多かったですが、今はそれらのマンションでは駐車場の借り手がいなくて困っています。

もちろん、常にきっちり埋まっていれば理想的ですが、そうでなくても修繕費等の予算に対する想定稼働率というものがあります。

決して駐車場台数の100%の稼働を想定した予算組みはしませんが、それでも少なくとも6割程度は稼働していてくれないと、将来に向けて費用不足が生じてきます。

駐車場付置率が高いということは、スペース上当然に機械式の立体駐車場であることが多く、それ故メンテナンス費用もそれなりにかかります。

かつての、車は一家に一台、さらには一人に一台、なんていう時代のマンションでは現在、駐車場の空きの問題、かなり深刻なマンションも多くあります。

ですから最近の新築マンションでは「駐車場付置率」という部分、かなり慎重に、そしてシビアめに設定しています。

数の問題だけではない…将来にわたってついてくる持つ車のサイズ

話しは戻りますが、こういった現状は車を持っている、もしくは持つ予定である、という方からしてみると割と深刻でして・・・。

さらに単に台数の問題だけではなく、昨今多い機械式駐車場のサイズの問題も関わってきます。

今ではRV車、ミニバンなど、いわゆる「ハイルーフ車」が主流になってきました。

一番顕著に表れているのは、例えばあのポルシェにもそういう車種があるくらいですから。

機械式駐車場の規格も、かつてと比べたらかなり大き目な車両まで対応できるようになりましたが、それでも制限があります。

マンションの購入を決めたとして、敷地内駐車場の台数を気にし、機械式駐車場のサイズ制限を気にし・・・駐車場抽選ではずれ一般の月極め駐車場を探し・・・なんて、自分も割と車人間ですから結構なストレスです。

今回の「マンションVS一戸建て」、このように「駐車場」という部分だけに絞ってみても話しは尽きません。

今更ながら当たり前のことも多いかもしれませんが、もう少し継続的にお話ししてみます。では。

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