居住都県別の「住みたい街」から見える…これもひとつのケンミンSHOW

殿堂入りをおススメします…吉祥寺と恵比寿

先日、大手住宅情報会社から、恒例の「住みたい街ランキング2017関東版」が発表されました。

毎年、一部ニュースなどでも取り上げられますので目にする方も多いと思います。

 

昨年は「恵比寿」に1位の座を奪われた「吉祥寺」がトップに返り咲いた、なんてことも話題になっていましたが、ここでは誰でも気に留める上位の人気街のことは置いておきまして…。

今回は多くの方は気に留めない、コアな部分に注目してみました。

ニュース番組などで取り上げられたり、またサイトで見る方々も気に留めるのは先ほどのトップのこと、ベスト3、そしてせいぜいトップ10まで。

実はこのランキング、サイトからさらに詳しい結果を閲覧することができます。

例えば総合ランキングは100位まで、また男女別、ライフステージ別、居住都県別と、それぞれが今年を含めた3年間の順位動向も見ることができます。

繰り返しますが「不動産は場所が第一」

実は私、生まれも育ちも、そして今の居住地も千葉県内です。

そこで多くの方々は見逃してしまいがちな「居住都県別」の「住みたい街ランキング」に注目してみました。

というのも、これまでも何回か記事にもしましたが、不動産、主に新築マンションの営業職も経験してきました。

それらの記事でも「不動産は場所が第一」、のようなお話しもしましたし、実際に販売に携わった物件も都内、一般的に「いい所」と言われる場所のマンションなどがほとんどでした。

仕事上では、「売るべき物件がナンバーワン」なわけですからお客様との間では「千葉県」は住みたい街の対象外となるわけです。

しかしながら自分自身、本音の部分では生まれ育って、そして今も暮らす「千葉県」には非常に愛着がありますし、利便性、環境なども含めた「住みやすさ」について非常に満足しています。

もちろん一言で「千葉県」とは言いましても範囲も広いですし、自分の生活圏は東京寄りですから不満も少ないのかもしれませんが、これからも何か特別な事情でも発生しない限り千葉県民であり続けるつもりです。

で、話しを戻して「居住都県別」の「住みたい街ランキング」です。

 

横浜もランクイン…埼玉県民の「住みたい街」

まず東京都民の住みたい街ランキング。

これはもう言うまでもなく、ベスト10はもちろん、すべて都内の街が並びます。

吉祥寺や恵比寿はもちろんですが、この中であえて注目対象を取り上げるならば「立川」くらいかもしれませんが、今回はそこには深入りしません。

そのほかの神奈川県民、埼玉県民、そして千葉県民の「住みたい街」、それぞれどこがランクインしているか…という部分。

こまかい事の以前に、それぞれのベスト10に自県の街がいくつランキングしているか、ということに着目してみました。

  • 神奈川県民が選んだランキング・・・ベスト10中、自県の街が「6」、他(都内)が「4」
  • 埼玉県民が選んだランキング・・・ベスト10中、自県の街が「5」、他都県が「5」
  • 千葉県民が選んだランキング・・・ベスト10中、自県の街が「8」、他(都内)が「2」

ちょっとした違いかもしれませんが、面白い結果だと思いませんか?

トピックスを少し加えてみますと、神奈川県民が選ぶ「住みたい街」のうちの都内の「4」はいずれも、どちらかと言えば神奈川寄りの4か所、品川・自由が丘・二子玉川・恵比寿。

まあ、概ね想定内ですね。

次に埼玉県民が選ぶ「住みたい街」、他都県の「5」というのがちょっと面白いんですが、池袋、赤羽、吉祥寺、恵比寿、そして横浜なんです。

まあ、横浜、10位ではありますけど、これはどういう現象なんでしょうか。

「あこがれ」ですとか「利便性」のような部分も含めて都内の街が挙がるのはわかりますが、東京を挟んで反対側とも言える横浜?

これは「海」ですとか「港」なども含めた「住環境」、尚且つある程度の「利便性」という部分なんでしょうかね。

 

謙虚さと満足度が垣間見える千葉県民の「住みたい街」

そして我が千葉県民が選ぶ「住みたい街」。

自県の街「8」、いい~じゃないですか!

残りの「2」のうちの一つは恵比寿、これは世間の風潮などもあって何となくのイメージもあってのランクインだと思いますが、もう一つは北千住。

北千住は各線乗り入れの利便性もありながらも残る下町風情、そして今住んでいる千葉県寄りの馴染みという部分、なんでしょうけど、恵比寿は別として何となく謙虚さも感じますし、千葉への愛着が感じられるランキングで、もしかしたら自分が持っている「千葉県」のイメージと近い想いの方々が多くいらっしゃるような気がして、ちょっと嬉しくもなります。

千葉県民の選ぶ「住みたい街ランキング」、主なところでは1位の千葉はちょっと意外な感じもしますが、その他は安定した人気の柏や津田沼や船橋、利便性の市川や本八幡、そして震災でイメージ的にもダメージを受けた新浦安も人気の回復傾向が見て取れます。

この手のランキング、実質的な良し悪しよりもイメージに左右される部分も多分に見受けられますが、自分のフィルターも駆使しながらイメージでのランクインなのか実質的な部分でのランクインなのかなども見極められれば大いに参考になると思います。

今回取りあげた、居住都県別のランキングのみならず、ライフステージ別、男女別なども見れますし応募者のフリーコメントなどにも目を通してみると面白いと思います。では。

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