営業職の実力も試される?目に見えない商品を売る難しさとは

できる自信はありません…目に見えない商品の販売

前回、「目に見えない」商品の販売は自分の選択肢になく、条件によらず保険会社からのオファーはお断りを申し上げた旨、お話ししました。

要は、おそらく自分の「営業力」に自信がなかったんでしょうね。

だから、かもしれませんが、保険の営業の方々、特に優秀な成績をコンスタントに上げている方には尊敬の念を持っています。

保険って、確かに必ずと言っていいほど必要なものですし、昔も今も、そしてこれからも、常に需要がある商品であることは間違いないでしょうが、この「目に見えない」商品、私には無理です。

この「無理です」って言葉を使うあたりも「二流営業マン」ですよね。

「いや、三流だろ!」ってツッコミはなしですよ。

この「保険」という商品、「目に見えない」のはもちろんですがもうひとつ、お客様側にとって「成果」とか「ありがたみ」がすぐにわからない、感じられないモノですよね。

何かがあった時、のための「保険」ですからそりゃそうです。

もちろん、今では昔の保険営業とはだいぶイメージも変わってきてはいますけど。

「ライフプランナー」って言いますよね。単に亡くなったら、とか病気になったら、ということに限らず、子供の成長に合わせていつ頃どれくらいのお金が必要であるとか、定年後どうなるとか。

すばらしい職業だと思いますよ、決して嫌味ではなくて。

でも、自分の営業能力なども冷静に判断した上で「目に見えない商品」の販売をすることには踏み込めませんでした。

前回の記事のでもお話しした、自動車販売の先輩や同僚、後輩でもオファーを受けて転職した者の中には、もちろん大成功した輩もいますがその逆も大勢います。

もし自分も条件面だけに釣られて突入していたら、後者であっただろうと。

もちろん、保険営業を卑下しているんじゃないですよ。むしろ逆です。

言い方を変えれば、「すごい人たちの集まりの中に、自分の能力じゃ入りようもない。」という気持ちです。

素晴らしさをすぐに実感できる商品を売る歓び

自分の営業歴の前半は自動車の営業、後半は不動産の営業であることは前回もお伝えしましたが、売っていた自動車というのは人気の輸入車なんです。

極端に言えば、ある程度、やるべきことを基本に忠実にやっていればある程度の成果は見込める商品でした。

決して努力しなくても、とはいいませんが「特別な」努力までは必要なかったかもしれません。

決して今、その職務にあたっている方々が楽な商売をしているとか、そういう意味で言っているのではありません。誤解のないように。

要は、大した能力があるわけでもない自分がやり遂げられた、ってことを言いたいわけです。

もちろん、当時は自分もまだ20代、「特別な」ことはしたつもりはありませんがとりあえず、ガムシャラにはやったかな、というような記憶です。今にして思えば、ですけどね。

それも、ガムシャラになってでも自信をもって勧められる「商品」があったからこそで、その「商品」を使ってもらうことで、すぐにでもその素晴らしさを実感していただける、自信と確信があったからなんです。(すぐにでもって言っても、納車までには多少時間は必要ですけどね。)

繰り返しますが、自分には「目に見えない」モノ、すぐにその良さを実感していただけないモノをガムシャラになって売る、自信は全くありませんでした。

まあ、その程度の営業力、と言われてもしょうがないです。素直に認めますよ。

性格、スタイル的なことも大いに関わってくるかもしれませんけどね。

次回、営業歴の後半部分などについても紹介してみます。

ごく一部の方にでも、ほんのひと部分でも、参考になればなと、そんなところです。では。

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