不動産営業と自動車営業…数ある営業職の選択肢でも転職するなら?

いつまでつきまとう? そんなつまらない肩書

前回までで、数ある営業職の中で「目に見える商品」、また「マンネリ感」を感じにくいのではないかという、自分なりの考えから不動産営業、特に居住用(投資用ではないという意味です)のマンション販売に携わることにしたことをお話ししました。

業種変えをしたあとの最初の頃は、経歴については割と物珍しく思われていたようでして、職場内で人と引き合わされる際に紹介される時には、必ずと言ってもいいほど「元、車営業の」という大変ありがたい(?)セリフが付いてまわりました。

このセリフの「車」という部分が車メーカー名(某輸入車)であることがほとんどでしたけどね。

今でこそ、若者の「車離れ」なんて言われていますけど、当時はまだ、一般的に車というのは一家に一台必需品・・・とまではいかないにしてもそれに近いイメージはありましたので、初対面の方々との話題のキッカケにはなりやすく、多少は貢献してくれた感はあります。

とはいえ割と長い間、自分につきまとった「元、車営業」という肩書、正直言いましてちょっとうっとうしいとは思っていましたけど。

もちろん、営業としての(社会人としての、とも言えますが)基本マナーですとか、接客業の基礎的なことは備わっていたつもりですので、今更「さすが、元・・・」と言われても、これまたうっとうしいですけどね。

どっちが大変? どちらも大変…答えることがもっと大変

その頃、職場でたびたび聞かれた質問。

「車の営業と不動産の営業、どっちが大変?」

聞かれるたびに正直、「またか」という心境でしたが、聞かれている場は不動産営業の職場、聞いてくる相手は不動産の営業スタッフなわけですから、もちろん「今の方が全然楽ですよ」と答えるわけにもいきませんよね。

実際に、どんな答えを期待していたんですかね。

自分としても、車営業をやっていた最中はもちろん、それなりに、多少なりともプライドを持って取り組んでいましたし、辞めた後であっても現在進行中のスタッフに対しての尊敬の念も持っていましたので、正直、少々答えように困る、という質問でした。

当然、目の前にいるその相手はその道一筋での不動産営業であるとするならば、もちろんプライドを持って取り組んでいるのでしょうしね。

そもそも、「どっちが大変?」という問い自体に違和感を感じます。

どちらも大変ですよ。もちろん。

でも、質問されて無視しているわけにもいきませんので自分なりの、ある程度お決まりの「回答方法」ができあがってしまいました。

簡単に言いますと、「どちらも大変」ということを前提としまして、あとは商品が違うので営業としての基本は同じであってもやり方が違う・・・ということなどをそれらしくお話ししまして。

・・・「で、結論はどっちが大変?」とはなりませんでしたのでメデタシメデタシでしたね。

次回この辺、「商品特性の違い」について、両方を経験した身としての意見をお話ししてみたいと思いますので、よろしければお付き合いください。では。

おすすめの関連記事

シェアしていただけるとうれしいです!