「しもしも~」とは言いませんが…
前回、前振りだけで終わらせてしまったオジサンからの「新社会人に贈る言葉」、そろそろ本題にいきましょう。
「完全に分けちゃえ!仕事とプライベート」
今回はこれです。
自分が社会人になった約30年近く前、もちろんスマートフォンはおろか、携帯電話なんて持っていませんでした。
そもそも1990年の頃ですから、ようやく一部社用車などを中心に自動車電話が出回り始めた頃じゃないでしょうか。
車のトランク部分から立ち上がった黒い、自動車電話用のアンテナ、あれには誰もが憧れました。
だってカーショップでは、その「もどきアンテナ」も売られていましたし。
そしてその頃、一部の人たちがこれ見よがしに肩から下げていたのが、あのバブル芸人(?)平野ノラさんの「しもしも~」の携帯電話です。
そんな時代に新社会人になった自分、前にも記事にしましたが輸入車の営業職でスタートしまして、ほとんどが「外回り」でしたが外出の時に持たされたのは会社のポケットベル。
腰のベルトにくっつけておいて「ピピピ~」(実際にどんな呼び出し音だったかなんて全くの記憶のカナタですが)と鳴ったら公衆電話を探す。
なんといっても当時は、「テレフォンカード」が物凄~く便利なものだと思えちゃいましたから笑っちゃいますけど。
とはいえその後、それほど時間が経たないうちに「頑張って」携帯電話を購入しましたけど。
いや、ホントに当時は携帯電話は「頑張って」持つもの、それなりの費用も掛かりましたし、何といっても車と共に「モテアイテム」の一つだったことは確かだったと思います。
「着信恐怖症」なんていう話題もあるようで…
いやいやホントに「昭和の人間」の悪い癖で、自分より下の世代に昔話、特に「昭和の話し」をし始めると止まらなくなっちゃうものでして…。
ですので無理やり話しを引き戻します。
何が言いたいかっていいますと、便利になった反面、休みの日であろうが夜間であろうと、会社から連絡が入る…。
自分の周りでもそれが当たり前のように、見ようによっては誇らしげに電話に出る…、なんていう御方もいらっしゃいます。
自分は絶対に嫌なんです。
子供と遊んでいたり車を運転していたり、それこそ野球場にいたり…。
すご~くいや~な気持ちになっちゃうんですよ。
まして、ど~でもいいような用件だったりもするんですよね、結構。
完全に分けられますか?「仕事とプライベート」
もちろん色々な考え方があると思いますし、それこそ仕事を自宅に持ち帰って夜中や休みの日にせっせと取り組んでいる方々もいらっしゃるとは思います。
大袈裟なことを言えば、そういう皆さんがこの国の経済を、またあなたの会社を支えているかもしれません。
致し方なく、という方もいればほとんど抵抗なく、という方もいらっしゃるでしょう。
でも、勤務時間内により良い仕事をするためにも「仕事とプライベート」は分けましょう。
「働き方改革」という言葉だけが先走りしている感もありますが、例えば「プレミアムフライデー」で午後3時に会社を追い出されて、家に帰って事務作業をしているってどうなんですか?
本当に「致し方なく」という状況でそうならざるを得ない、という方、お許しください。
新社会人の皆様、正式な配属などはこれから、という方も多い時期だとは思います。
でも、強くありましょう!
極端に言えば、「命より重い仕事」なんて絶対にありません。
今の環境で失敗しても、そんなあなたを必要とする環境は絶対にあります。
先ほども言ったとおりの「昭和の人間」が言うのも微妙な感じですが、古き悪しき「社会人はこうあるべき」なんていう概念は捨てましょう。
大丈夫です。
そんな考えに振り回されなくても、十分に生きていけます。
色々な考え方があるであろうことは承知した上での一つの考え方…です。では。