営業マン最大効果の販売ツールとは良さを身をもって実感していること

何を売るのか。営業職にとっての入り口の第一歩。

今更言うまでもありませんが、世の中には数えきれないくらいの業種、職種があります。

残念ながら、誰もがやりたい仕事に携われるわけでもなく、多くの場合「妥協」や「あきらめ」の気持ちが付きまとっている・・・、でも、それが現実です。

きっかけや理由は何であれ、仮に「営業職」に携わることとなったとした場合、じゃあ売るべき商品は何がいいですかね。

もちろん、あたり一辺倒なことを言うつもりはありませんけど、一言だけ、簡単に言ってしまうと「好きな商品」の販売に携われるか、ということはかなり大きな要素であろうと思います。

社会人になるまでのプロセスはどうあれ、また好んで「営業職」に就きたいかどうか、ということは置いておいても、多くの場合若い頃にはまず営業経験を積ませる、という企業も多いですよね。

ここではその辺の良し悪しはいいとして、営業職として何を売るのか、何だったら売りやすいのか、何だったらそれなりの成果を挙げられるのか・・・。

好きだからその商品に携わりたいか、携わったらその商品を好きになったのか。

様々なパターンがあるとは思いますが、まずは元々好きなモノがあって、それに携わる仕事がしたいと思って職に就く場合。

一方では、それまではほとんど興味を持っていなくても、携わることによって好きになっていく場合。

いずれにせよ、「お客様への説得力」という意味でも「好き」であることは、必要最低限の営業スキルですよね。

自分がかつて某輸入車のディーラーにて新車営業に携わっていた件は、これまでも何度もお話ししてきましたが、実は私は後者の方でした。

その職に就くまでの経緯は省略しますが、そもそも輸入車どころか車自体への興味もそれほど強いものでもなく・・・、とはいえ、当時は18歳になると、というか高校を卒業すると皆競うように教習所に通い始めたような時代でしたから、免許を取得してたまに家の車を運転して・・・というレベル。

確かにいつかは自分の車が欲しいなぁ、と漠然とは思っていましたけどそれくらいのレベル。

でも、ディーラーにおける先輩後輩、同僚たちはほとんどが前者、元々の車好きというパターンがほとんどでした。

昨今では若者の「車離れ」も話題になることもありますが、当時は「ドライブ」というのが遊びの中心、何をするにもどこに行くのも「車で」っていうのがカッコいい、というか当たり前の時代。

たとえそれが親の車であってもね。

だから当時の(まあ、今でもほとんどそうだとは思いますが)車ディーラーに勤めている人たちは「車好き」は当たり前、そんな中では自分はちょっと異端児だったかもしれませんね。

「身をもって実感」すること。営業マンにとっての最大効果の「販売ツール」。

そんな自分、売るべき某輸入車のことどころか、車自体の基本的な知識すら怪しい状態でその業界に飛び込んでしまいましたが、今振り返ってみると決して「出遅れ感」を意識する必要はなかったように思えます。

なぜか・・・。

それはその「商品」の素晴らしさを身をもって実感できたからなんです。

やはりここ、「身をもって実感」という部分、一番大事なところですよね。

どんなに長時間にわたる座学で商品知識を学ぼうとも、頭の中に押し込まれようとも、「身をもって実感」に勝るものはありません。

それがそのままお客様に対する説得力につながります。

決して押し売りをするわけではなく、良さを実感している営業マンの、さりげない一言。

これは何よりも大きな営業ツールですよね。

次回、「身をもって実感」できるに至った経緯についてお話ししてみます。では。

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